2000年2月9日、CASIOから発売されたミニノート型Windows98搭載P.C.です。
840gと小さいくせして、Win98SEが入っている力強いヤツです。最近は、LibrettoもVAIOもカメラをつけたりと余計な機能が多い中で、このFIVAは必要な機能だけでまとめられていて使いやすいです。また購入時のHDD占有量は500MBとまさにOSと最低限のソフトしか入っていないから、その後のインストールも自由にできます。
かふうは以前Libretto50をメインマシンとしていました。東芝のLibretto担当者にも驚かれましたが、事務作業だけならばミニノートでも充分いけるのです。もちろん、オプションのFDDやSCSIカード接続のCDDがあればこそできることだし、家や学校にLANがあるから、それにも助けられましたが.... 要は、普通のP.C.を一台もっていれば、ミニノートだけで生活はできるということです。
ミニノートだけの生活というのは、二台のP.C.を同期をとりながら使うよりも楽ですよ。でも、流石にLibretto50では、事務作業にも支障が出るようになってきたので、ここいらでパワーアップしたいなと思いはじめました。
まず候補に考えたのは、Librettoシリーズの後継機ff。でも、これがカメラはついているし、LibrettoSSより大型化しているし、「要らない機能 + 重い」では魅力を感じませんでした。また他社を見まわしても、みんなカメラつきでおもちゃのよう....事務作業だけを考えたミニノートはなかなか見つからない。
しかし、そんな中でこのFIVAだけは違いました! ダントツの軽さと無駄の無い機能、そして多機種を大きく下回る価格。三拍子揃っているのは、この時期これだけ。間違いなくお奨めの機種です。
僕はいまだにSEGAの電脳戦機バーチャロンにハマッています。残念ながら、これだけはLibrettoではできないので、別にMMXマシンを用意していました。けれどFIVAはこれすら動かして仕舞ったのです! FIVAのC.P.U.はCyrixのMedia GXなので、パッチファイルを用意しなければゲームは起動しませんが、FIVA自体の性能はバーチャロンにすら耐えられます。いわんやワープロソフトをや!
電脳戦機バーチャロンに関してはかふうの別ページ「月門の間」を見てください!
また斜めにみても、かなり広い範囲から眺められます。SVGAに加え、色もいい!
これは欠点です。机の上で打つ分には問題ないのですが、左手で持って右手で打つという使い方をするには硬い。もうちょっと力をかけずに打てるようにして欲しかったです。ただ、一ヶ月も使ったら慣れたのかへたったのか意識しなくなりました。
ある日、テレビの上に置いて目を離していたら、落として仕舞いました。下はカーペットとはいえ、1メートル以上の落差です。正直、もうだめかと思いましたが、驚いたことに何事もなかったかのように起動しました。Windows起動中に落としたので、HDDに破損があるかもと思いましたが、スキャンディスクの結果異常は見当たりませんでした。なんという頑丈さでしょうか! 本体が軽いから助かったとも言えますが、頑丈なことはいいことです!
ただし、一箇所だけ壊れました。それはバッテリをとりつけるフック。今、バッテリはセロテープで押さえつけています。けれど、PCとしての機能に問題はありません。
モデムを使った後にPCカードを抜こうとすると、そのままリセットがかかることがしばしばあります。
たまにイヤホンの左側から音が出ないときがあります。起動中にイヤホンを挿すとそうなるのか、条件はよく分かりません。Windows使用中に問題が発生することはなく、音が出ないときは起動したときから音が出ません。そんなときもWindowsを起動しなおせば直ります。
FIVA使用上の便利な小技です。いまのところ、こんなところを思いついています。
附属のインストールCDを使うと、fdiskを勝手に起動して、6GBのHDDのうち「160MBをハイバネーション用に、残りをCドライブに」として仕舞います。これでは他のOSを入れることはできませんし、ドライブをいくつかに分けたくても分けられません。
そこで、次の豆知識の出番です。次のようにすると、自分でfdiskを動かした上で再インストールを行えます。
あとは、普通にインストール作業を続けて行くと、Cドライブだけが初期化されて、残りのパーティションを保ったまま再インストールできます。
A:\RECOV.BATやCD-ROMの中のReadme.txtも一度読んでみてください。
なんとも融通の利かないことに、FIVAは画面を閉じると、サスペンドして仕舞います。どうも、「画面を閉じたときには液晶の電源だけを切る」という風には設定できないようです。けれど、画面は見ないが作業はして欲しいという時もあるでしょう。そこで考えました。
模様なし.scrを起動する....ダメでした。模様なしのスクリーンセーバでは、バックライトの電源が切れないのです。
Fn + F1を連打する....これで液晶の明るさを下げられるのですが、完全に電源が切れたというのと、明るさ0というのは違うような気がします。
では....
Fn + F10を押す....これで液晶の電源を切れると思います。このボタンは外部CRTと液晶との切り替えボタンです。これで液晶の消耗も抑えられるはず。
上の「液晶の電源だけを切れない」というのは嘘です。このページを読んでくださったUE SYstem NCEの方が指摘してくださいました。BIOS設定で指定できます。
あと、この情報を教えてくださったUE SYstem NCEのFIVA情報ページ『CASSIOPEIA FIVA 非公認 サポートセンター』もご覧ください。 ( というか、こっち読むだけでいい )
なお、これらの豆知識を活用して、何らかの被害を被ったとしても、当方やCASIOでは責任を負いかねます。